City POP × 夏　＝　最強。 - 輝きは向こう側

誰のせい？それはあれだ！夏のせい

来てます。日本でも40度越え。皆様いかがお過ごしですか？クーラーつけて水分補給はこまめにね！

さて。こんなうだる暑さには、っぱ海とビールとCityPopでしょ！てな感じで、ここ最近（というかこの10年）在りし日のCityPopを周到した素晴らしい楽曲が洋邦問わず出されております。

まず、現在のCityPopを語る上で外せないFuture Funkの動きなんですが、まぁここから話し出すと長いんで気になる人はググってください。

メチャクチャ大雑把にいうと、海外のビートクリエイターが

「なんか日本のポップスサンプリングして曲作ったけど、メチャクチャ良くね？」

てな感じで続々とヤベーブツが作られて行きました。

特にその人気に火をつけたのが韓国のDJ、プロデューサーのNight Tempoの「Takeuchi Mariya - Plastic Love (Night Tempo 100% Pure Remastered)」

youtu.be竹内まりやさんの名曲「Plastic Love」をRemixしたこの曲により一気に海外にFuture Funkの、ひいてはCityPop人気が高まりました。

ディスコ調のベースラインにキラキラしたシンセが心地良く、これがまた最高なんですわ。

そんな中、日本の声優でラブライブ!サンシャインの黒澤ルビィ役などをされている、降旗愛さんがドストレートCityPopをぶっ込んで来たのが6月でした。

youtu.be疾走感溢れるキックにラグジュアリーなメロディーライン。ソロアーティストとして一曲目に持ってくるセンスすご過ぎ…

PVもノイズがかったアニメからの始まりやCITYのタイトルの出し方など、寸分の隙もない完璧な仕上がり。

何より、今時恋愛で悩む時1人バーに行くやつとかおるんか？いや、いるんだよ！と納得させる説得力がこのPVにはあります。

86年にリリースされたa-haの「Take On Me」を彷彿させる、爽快でまさしくPOPな作りながらも、楽曲としてあまりにも完璧な1曲。降旗さんご自身がCityPop大好きということで、群雄割拠する声優アーティスト業界で、是非ともこの路線を突き進んでいただきたい。

あと、邦楽としては何度も言うし何度でも言いたいが、去年のこれまた6月に発売されたサカナクションの「忘れられないの」は本当に10年代最後にして最高の一曲だと思う。

youtu.be冒頭から唸りを上げるズンドコベースに、白ジャケットを纏った山口一郎。とりあえず南国風にしている背景。クソダサい振り付けの踊り。そして1番最初の歌詞が「忘れられないの」。全ての流れが完璧。

この曲の音自体はシンプルで、それ故に音の一つ一つがしっかりと立っている。

かと言って他の音がぶつかり合うことも無く、とてつもなくスムーズに混ざり合っている。恐らくこの一曲にはえげつないくらいのこだわりが感じられる。

今や代表曲とも言える「新宝島」から続くこの80sリスペクト、次はあるのかとても楽しみ。

とまぁ、日本でもCityPopや80sがキーワードの曲はまだまだあるんですが、先月韓国よりとんでもない曲がリリースされました。

youtu.beアイマスKRなどで活動していたYUKIKAさんが、これまたデレの2nd Sideでお馴染みESTiさんとアルバムを出しました。

このアルバムなんですが、とにかくすごい。CityPopやAORを軸に、New Jack Swingや2step風なビートにlofiなど、とにかくメチャクチャハイクオリティな楽曲が連なっています。

SoulLadyではCityPopど真ん中100点なビートに透き通るYUKIKAさんの歌声がマッチしていて、メチャクチャいい。歌声の系統でいうと杏里さんっぽい。

youtu.beかと思えばこちらは80年後半〜90年代初頭のR&BやNewJackSwingを取り入れてて素晴らしい。とにかく聴きやすいの安っぽくない。この絶妙なバランス感覚。

どちらも一貫しているのが「POPS」としているところ。いい意味で大衆向け。それでいて深い知識の元作られていて、どう聞いていても楽しいのだ。

とにかくYUKIKAさん頑張ってほしい。ほんと素晴らしいアルバムなのでみんなで聞こう…Youtubeでアルバム全曲フルで聴けるのでまずはそこからでも聴いて…ほんで一緒に推そう…

この死ぬほど（冗談抜きで）暑い夏、コロナのせいで音楽フェスもないし楽しみがないので、どうにか自分で探していくしかないですね…本当にエンタメ業界は未曾有の危機に立っていますが、なんとか乗り越え欲しい所です…

youtu.be海行きてぇ〜